自宅を改装したパン屋の販売場所はどこにする?
当店は自宅の1階を改装してパン屋にしています。(2,3階は居住スペース)今まで販売場所を話していませんでしたが、玄関で販売しています。家を建てる時にパン屋も計画していれば販売場所など好きな間取りにすることもできましたが、残念ながら家が建った後にパン屋を始めることが決まったので販売場所をどうするか悩みました。
玄関を販売場所に選んだ理由
開業前にパン屋巡りをして自宅を改装したパン屋の実情を色々見てきました。その中で一番多い販売場所は窓際をカウンター式に改装して対面販売している方法です。これは初期費用が最も少ないやり方です。
しかしデメリットがあり窓際販売にするとお客様は外で待つ事になり、暑さ寒さに晒されます。更に屋根が無ければ雨風にも晒されます。簡単にできる反面、お客様に負担がかかるということです。
お客様が少しでも過ごしやすく買い物をして頂きたいと考え、当店は玄関を改装して販売することにしました。しかし窓際販売と比べ玄関だと費用が多くかかります。その中でも大きい費用は以下の3点です。
- エアコンの設置
- ドアの新設
- 照明の追加
一般的な家庭の玄関にはエアコンはありません。エアコン専用のコンセントもありませんので一から用意しました。玄関は3畳ほどの手狭な空間なので、一番小さいエアコンで十分だったため、そこまで費用はかかりませんでした(総額6万円ほど)
一般的な家庭の玄関は透明のガラスではありません。ごくたまに透明のガラスの玄関も見たことがありますが、うちの家は透明ではなく茶色のドアでした。そこで新たにもう一枚扉を設置し、既存の玄関ドアの内側にガラス扉を設置しました。家内側から見て玄関ドアは外開き、ガラスドアは内開きの設計です。業者に依頼してガラスドア代と設置費で20万円ほどかかりました。
開店時:玄関ドアを45度開いてドアストッパーで固定、ガラスドアを使って店内が見える状態にしています。
閉店時:ガラスドアを内側に開き、玄関ドアを普通に使用しています。
一般的な家庭の玄関にはお洒落な照明はついていません。普通の玄関照明を取り外してシャンデリアを設置しました。3畳ほどの玄関では普通のシャンデリアが大きく見えて一つあるだけでも全体の雰囲気がぐっと良くなります。それほど高いものでなくても雰囲気が出るので2万円程度のものを選びました。
シャンデリアはチェーンコードが長いものがありますが、自分で短めに調整して調度良い高さにしました。それから営業中にずっと使うため、電球はLEDタイプに変更しました。
他の照明は初めからあるダウンライトを使っていますが、シャンデリアが一つあるおかげでまとまった雰囲気になりました。
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