独学パン屋の開業日誌

35歳で脱サラしてパン屋を開業しました。独学でパンを勉強し、自宅を改装して初期投資を極限まで抑え パン屋を一人で経営しています。

小規模パン屋開業に必要な機械 冷蔵庫編

小規模パン屋開業に必要な機械、今回は冷蔵庫編です。

冷蔵庫

冷蔵庫に関しては家庭用のものでも問題ありません。

ただ営業許可を保健所に申請する際に、外から庫内の温度がわかる庫内温度表示が必要です。とにかく安く済ませたい、家庭用冷蔵庫で代用したいという場合には、温度計を設置すればいいので、負担をおさえられます。

ただ自宅でパン屋を始める場合、家庭と店舗の冷蔵庫を別にしないと保健所の許可が下りないので気を付けて下さい。

 

自家製酵母のパンを取扱う場合は大きい冷蔵庫が必要

当店の自家製酵母パンは発酵時に冷蔵庫で一日寝かします。詳しくは↓

www.takupan.com

大量の生地を冷蔵庫で寝かせるので、どうしても大きいサイズの冷蔵庫が必要になります。使用している冷蔵庫の下半分は自家製酵母生地を寝かせるスペースで使っています。

当店で使用しているのはホシザキの「HR-90Z-ML」です。6年前に買ったので現在は廃盤になっていますが、その後継機は「HR-90A-ML」になります。

特徴として家庭用電源(単相100V)で使用できます。サイズは幅900mm・奥行800mm・高さ1910mmとそこまで大きくありません。一日中つけっぱなしで使う物なので電気代も気になります。この機種はインバーター搭載機なので省電力でランニングコストも抜群です。

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冷蔵庫に関連したその他必要な道具

自家製酵母を使用した生地を発酵するときに使っているケースが「ナチュラルキーパー ジャンボキーパーB-386」です。膨らんだ生地1.5kgピッタリ入るサイズで、成型時にケースから取出す際に生地を傷めずに、そして気泡を潰さずに作業できるので、とても気に入っています。

 

まとめ

冷蔵庫はこの機種じゃないといけない、というのはありません。作業場が広く、置き場所に余裕があり、お金も潤沢でしたら大きい物を設置した方がいいですが、冷蔵庫は常に電源を入れて使いますので、大きければ大きいほど電力を食いランニングコストがかかります。新しい機種ほど省電力になるのは間違いありませんので、電気代を考えれば中古より新品を購入した方が、結果的に支払うお金は少なく済むと思います。

作業場が手狭なら作業台を兼ねたテーブル型冷蔵庫もありますので、自分に合った仕様、サイズの冷蔵庫を選びましょう。