独学パン屋の開業日誌

35歳で脱サラしてパン屋を開業しました。独学でパンを勉強し、自宅を改装して初期投資を極限まで抑え パン屋を一人で経営しています。

小規模パン屋開業に必要な機械 ミキサー編

小規模パン屋開業に必要な機械、今回はミキサー編です。

 

ミキサー

パン屋を開業する前は手ごねでパンをこねていました。生地の状態を理解するには手ごねが一番です。若干遠回りですが、手ごねパンを作れるようになってからミキサーに移行する方が良いと思います。

当店で使用しているのはレマコムの「RM-G10A 」です。パン生地を最大1.3kgこねられる家庭用電力では最大級のサイズです。3種類のアタッチメント(ドゥフック、ビーター、ワイヤーホイップ)が付属し、ワイヤーホイップを使えばシフォンケーキ用の大量のメレンゲも作ることもできます。開業前の6年前は10万円以下で買えましたが、現在は多少値上がり約12万円します。

このサイズのミキサーを、この値段で買えるのは安いと思います。

新品:レマコム 業務用ミキサー RM-G10A 卓上型 10クォート 幅340(※480)×奥行460×高さ535(mm) 【安全装置付】【1年保証】【製菓用品 製パン用機械】【送料無料】

価格:117,990円
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感想(6件)

単相100V電源

単相100Vのミキサーは大きくても10Lまでです。これ以上の容量は重たい生地をこねるのに電力(力)が足りないのです。当店は10Lミキサー2台使用しています。

悪いところもあります。単相100Vミキサーは、モーターが弱いため、三相200Vと比べて比較的寿命が短く故障しやすくなります。実際自分が使っているミキサーも修理に出したことがあります。最大量の7割で運転すれば故障しづらいのですが、自分はほぼ10割で長時間回しているのが原因でもありますが・・・

 

重量が軽い

10Lのミキサーは20kgです。合計2台を棚に置いて調度良い大きさでした。それ以上のサイズのミキサーは電源の関係で置けなかったため、重さは問題ありませんでした。

 

まとめ

大量の生地をこねる場合に10Lだと足りない時があります。ここは動力(三相200V大型ミキサー)があれば楽になったかなと思います。ですが当店は小規模店なので、足りないと思うのは月一回ぐらいです。

上手に2台を上手に使いこなせばそこまで不便ではありません。

具体的に話しますと同じ生地を2台同時に捏ねます。分割成型するのも一人なので、その間にこねれば回ります。当店では5種類の生地を作っているため、5回転してその間に成型するというペースで調度良いのです。全て一人でこなしているため、10L2台の容量が可能になっています。

逆に少ない量の生地がこねづらいので小さいサイズのミキサーが欲しいと考えています。

自分のパン屋の最大・最小量を把握し必要なミキサーを揃えましょう。