バゲットの気泡をボコボコにクープもきれいに開く作り方 その1
前回の記事にも書きましたが、まずはバゲットを習得することにしました。パンの中でも一番難しいと言われているバゲットの作り方(基本編)を書いていこうと思います。
道具をそろえよう
- ボール
- 霧吹き
- 温度・湿度計
- 大きい発泡スチロール(ホイロ)
- はかり
- スクレーパー(ドレッジ)
- パンマット(帆布)
- クープナイフ
ボール・霧吹き・温度・湿度計・大きい発泡スチロールは家にある適当なものを使用してもかまいません。これはお金を掛けなくてもいいです。
大きい発泡スチロール(ホイロ)
「ホイロ」と検索してください。たかが温度と湿度を管理する箱がとても高く売られています。業務用ではホイロを使いますが、家庭で作るためには、スーパーで大きい発泡スチロール(蓋付きの箱)をもらってきて、その中にお湯を張ったコップを入れておけば簡易ホイロの完成です。温度湿度の感覚も自分の肌で感じられるので最高です。
はかり
これはかなり重要です。プロ用の天秤タイプもありますが自分は0.1gから量れるこのはかりを2台使用して、5年間問題なく仕事ができました。天秤タイプも触ったことがありますが、自分はデジタルの方が使いやすかったです。実はこのタニタの0.1gから量れるタイプにはステンレス皿が付いている物と無い物があります。ステンレス皿が付いているものは、パン生地をそのままのせても、お皿を外して洗えるので使いやすいです。0.1gから量れること、ステンレス皿を洗えることは必須です。
タニタ デジタルクッキングスケール KD-321 (シルバー) 価格:3,238円 |
スクレーパー(ドレッジ)
スクレーバーはどれでも一緒だと思っていませんか?自分は今まで50種類ぐらい色々試して使っていました。一番譲れないポイントは「これ1枚ですべてこなせるオールラウンダー」。どういう意味かといいますと、モノによって固すぎたり柔らかすぎたりします。そこでいちいち用途によってドレッジを変えるのが嫌なのです。洗い物が増えたり面倒くさいことばかり。自分が使用している「マイドレッジ(1754)」はまさに固すぎず柔らかすぎず劣化しにくい。パン屋を始めてから5年ほど愛用しているモノがありますが、削れてもいなければ変色もしていません。これ無しでは生きていけないと言っても過言ではないです。常に5枚は新品を常備しています。↓
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パンマット(帆布)
パン専用パンマット。そういったものがありますが、自分も初めは「これはパン専用の布なんだ」と思って何も考えずに高い布を購入するところでした。ところがこの布ただの「帆布(ハンプ)」なんですよね。手芸屋さんで安価で買うことができます。ただ唯一気を付けないといけないところがあります!それは厚さ(号)の選定です!
8号を買いましょう。5種類ぐらい厚みの違う帆布を使ってみてこの答えが出ました。厚さはわかっていても、いざ使用してみないとわからないのです。メートル買いできるので必要な長さを購入しましょう。
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クープナイフ
一般的なクープナイフといえば替刃タイプのカミソリ使用ですよね。自分も初め使用していました。ですが錆びやすく、すぐに切れなくなるんです。しかも替刃も交換しづらく手を切る危険もある。これはダメだということで「パーリングナイフ」を使用することにしました。丸5年使用していますが刃こぼれもなく錆びてもいません。波刃ですので生地にもくっきにくく、スパッ!!っと美しいクープを引けます。ランニングコストも抜群です。
VICTORINOX/ビクトリノックス SCパーリングナイフ 波刃 ブラック 6.7633E 価格:619円 |
その2につづく