独学パン屋の開業日誌

35歳で脱サラしてパン屋を開業しました。独学でパンを勉強し、自宅を改装して初期投資を極限まで抑え パン屋を一人で経営しています。

夏はパンが売れないのは本当なのか?!

今日は本当に暑いですね。全国的に30℃をゆうに超えています。7月からこの暑さではこの先を考えると嫌になります。。。

実は本日はパン屋が休みなので、日課のパン屋巡りに埼玉まで行ってきましたが車内の温度計では37℃を超えていて灼熱状態でした。結果を先に申し上げますと行ったはいいが、1軒も寄らずに帰宅してしまいました。それはなぜなのか?!最後までにはお話しします。

何℃からパンが売れなくなるのか?

5年パン屋を経営してみて温度により売上が変化することが統計上わかりました。

涼しいほどパンは売れます。パンはどうしても食べている間に口の中の水分をもっていかれますので、冷たい物や、のど越しが良いものを選びます。アイスが売れ始める温度は27℃といわれているほどです。

逆にパン屋では27℃を超えると極端に客足が遠ざかります。自分のパン屋では27℃以上で30%、30℃以上で50%落ちます。35℃超えるとほとんどお客様が来ません(笑)

 

売れないならどうすればいいのか?

一年を通した売上見通しをすれば冬場上がって夏場下がる。年間アベレージで見れれば売上計画が立てやすくなります。しかし従業員を雇って、家賃が毎月かかっている場合、目に見えて下がっていく売上を目の前にすると、そう悠長なことは言っていられません。

なので夏場売上を上げる施策をするのであれば、ドリンクの充実・アイス商品の提案(かき氷等)・冷たいパンの開発 などですよね。

でもこれってパン以外の物を売って売り上げを上げているだけなんです。主観ですが、先ほど話した冷たい物・のど越しがよい物に逃げているだけなのです。

 

それなら何をすればいいの?

自分は無理に夏の売上を上げようと考えません。しょせん付け焼刃。その場しのぎの売上ができても次につながりません。そこで夏場の暇な時期に、売れる冬場の新商品の開発に時間をあてるのです。

売れないので作るパンの数も少なくなり、時間はたくさんあります。頭を切り替えてより有効な時間活用をしたほうがいいと思います。

 

まとめ

はじめに話したなぜパン屋に行かなかったのか?その答えは夏場パンが売れない理由に自分もあてはまったからなんです。

午前11時に嫁と子供3人で埼玉県にある川口市立グリーンセンターに行ってきました。その時点で車の温度計は35℃を指していました。そこから1時間ほど子供たちと遊んだのですが・・・

 

倒れるかと思いました・・・

 

一日中屋内でパンを作って接客しかしていない、もやしおじさんなので、この直射日光と暑さは耐えられません。

さて!そのあとにパン屋巡りを計画していましたが、脳裏によぎったのは「全然パン食べたくない(笑)」と。最悪の条件だったので一概には言えないと思いますが、暑いとパンは食べたくなくなるのはしょうがないのかなと。そう感じます。

パン大好きの自分がそう思うのですから他の人はもっとそう感じるでしょう。

 

それと

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この川口市立グリーンセンターは入場料有料ですが、駐車場は広く無料で、周辺道路・公園内ともに混雑していなくて遊具が充実していました。この公園のわんぱく広場にはミニ鉄道や長い滑り台もあって、特に展望スベリ台は景色も良く、大人も子供も楽しめる長い滑り台で何度も滑りたくなるほど面白かったです。子供たちも大喜びでした。