夏はパンが売れないのは本当なのか?! つづき
2週間前に夏のパン事情をお話ししましたが、今回はその続きです。
当店は比較的気温が上がらない地域にあり、全国の最高気温と比べて3℃ぐらい低い感じです。熱いほどパンが売れないと自論を展開していますが、ならば熱い地域は、よりパンが売れなくなるのか?と疑問がわきます。
“27℃以上で30%、30℃以上で50%落ちます。35℃超えるとほとんどお客様が来ません”と夏はパンが売れないのは本当なのか?!で話しましたが、それは当地域での話です。元々3℃以上気温が高い地域ではそれが上乗せされるのではないかと考えます。
例えば日本一暑い街として候補に上がるような地域だと自分の地域より3℃以上温度が高くなります。なので・・・
30℃以上で30%、33℃以上で50%落ちる、38℃超えるとほとんどお客様が来ない
みたいな感じになるのではないでしょうか。実際パン屋巡りで話を伺っていても熱いと来客が減るのは間違いないようです。
相対的に来客が減るという事はパン屋は地元の顧客がメインだといえます。
大手でしたら遠い場所から沢山お客様が来店すると思いますが、小規模パン屋ほど地元密着型のパン屋づくりをしていかなければ、長く愛される店になるのはとても難しいことです。
暑さで来客が減った場合、新規のお客様は全く来なくなってしまいます。暑さにも負けずに来て下さるのは常連のお客様です。接客を自分一人で対応しているので間違いありません。
暑さが厳しくない時期でも来店数の8割が常連、2割が新規、新規のうち常連になるのは10%と感じます。
常連になって頂くこと、その後ずっと継続して購入して頂くことは、すごく大変なことですが、美味しいパンを作り続ける努力が結果に結びついていくと思います。