美味しいパンを作るために必要な材料の見極め方 その2
前回でパンの基礎となる材料の見極め方をお話ししましたが今回はその続きです。
材料の本質を見極めよう
生クリーム
「生クリーム」「ホイップクリーム」この違いわかりますか?
生クリームは牛乳から作られる動物性油脂です。バターも同じ動物性油脂です。
ホイップクリームは植物性油脂から作られ、乳化剤、安定剤などの添加物を加え人工的に作られたクリームです。マーガリン、ショートニングも同じく、植物性油脂から作られ、バターに似せた油脂です。
説明を見れば一目瞭然ですが、自然で美味しいのは生クリームです。ですが価格が高く、賞味期限も短くなります。総合的に見て自分が使用しているのは生クリームです。
チョコレート
クーベルチュールチョコレートとは wikiから引用 ↓
成分において「総カカオ固形分35%以上、カカオバター31%以上、無脂カカオ固形分2.5%以上、カカオバター以外の代用油脂は使用不可」
要は混ざりっ気のない美味しいチョコレートなのです。
当独学パン屋ではクーベルチュールチョコレートしか使用していません。値段もそれなりにしますが、それ以上の味が保証されます。安物のチョコレートと食べ比べるともうその差は歴然です。
たまご
自分の卵の味の見極め方はシフォンケーキにして味見することです。焼いて食べても、生で食べても違いが分かりづらいのです。(主観ですみません)シフォンケーキが美味しいたまごは、どの用途に使っても美味しいんですよね。
ドライフルーツ
手に入りやすいものは殆どが外国産になります。一応輸入時にチェックはしていると思いますが、汚れや保存料が付着しているかもしれません。そこで自分は使用する前に全てお湯でゆがいてから使っています。汚れ、臭みが取れ素材本来の味を引き出すことができるのです。ひと手間ですがオススメです。
ナッツ類
品質はどこで買っても大差ないと思いますが、ナッツ類は価格推移が激しい商品です。
例えばクルミですが、5年前は1kg1400円前後で購入できましたが、現在は2400円ぐらいします。高騰する理由は天候不順での不作もありますが、新興国の需要が増えたことの影響が大きいとの事です。
まとめ
↑でも話しましたが選定するコツはありますが、自分の舌で吟味し納得して選ぶのが基本です。値段と質を見極めて安くていい物を取り扱っているところを見つけ、賢く購入してください。